缶詰工場では選別工程などで廃棄品が発生します。
ゆで大豆などの豆類は飼料として利用が可能です。
生大豆はプロテアーゼインヒビターとよばれるタンパク質の吸収を阻害する作用をもつため、
飼料としての利用が難しいですがゆで大豆ではそういった問題はありません。
タンパク質含量も高いため、飼料として有効です。
しかし、水分が多く、タンパク質含量も高いため腐敗しやすいことが欠点です。
ゆで大豆は発生してすぐに内袋入りフレコンバッグに充填し、
ジョウロを用いギ酸をかけることで腐敗変性を抑制することができます。
また、缶詰工場から発生するエンドウ豆などのその他の豆類も同様に飼料として利用することが可能です。
エンドウ豆などは粗脂肪含量が大豆より低いため、豚用の飼料としても有用です。
いずれにしても重要なのは腐敗変性するまえにpHを低下させ密閉保管することです。
フレコンバッグによる保管